2019.12.09
メゾン・エ・オブジェ 2019 出展レポート
2019年9月6日から5日間に渡って開催された「メゾン・エ・オブジェ」に、丹後のテキスタイルメーカー8事業者が出展しました。
世界中から約9万人ものバイヤーやデザイナーが集う国際見本市への参加は、本年で2度目となります。
高級インテリア市場への訴求を目的に、2018年から出展を開始しています。
下記に出展メンバーによるレポートをご紹介します。
今回のブースには、壁面を大きく使ったテキスタイルパネルを展示。
より具体的な設置イメージを来場者に伝えることができ、多くの人の目を止めていました。
数社が企画した「透ける」テキスタイルには、特に大きな注目が集まりました。
カーテンやパーテションなど空間を柔らかく包むテキスタイルの魅力は、国や言語を超えて感覚として伝わります。
昔ながらの丹後ちりめんも、初めて目にするデザイナーにとっては新しい素材です。
壁面への使用やロールカーテンへの展開など、さまざまな可能性について話し合われました。
同時に不燃加工や生地幅などの課題も明確になり、今後の開発に向けて情報収集も行いました。
メゾン・エ・オブジェの会場を歩くと、各国のトップブランドが展開するブースの豪華さに目を見張ります。
実際の店舗やホテルと見紛うようなゴージャスな空間に、数々の調度品が置かれていました。
丹後の上質なテキスタイルは、この空間を一層華やかにすることができる素材。
伝統が織り上げる絹の輝きは、世界が求めるラグジュアリーな逸品だと確信を深めました。
メゾン・エ・オブジェへの出展では、各社がさまざまな商談や学びを得ました。
出展に際しご指導ご協力を賜りました方々へ、この場を借りて御礼を申し上げます。
この活動が産地の発展に貢献するものとなるよう、一層の努力を重ねてまいります。